パドックでは馬体の状態よりも、馬の落ち着き方、歩き方、気合の入り方などが重要です。

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パドックで調子を見抜く

 

草を食べる競馬馬

パドックとは競馬のレース前に専用コースをゆっくり歩いて数周まわり、馬の状態を観客に見てもらうものです。

 

テレビ中継やネット配信でもパドックの様子が放送されています。生観戦する場合のマナーとしてフラッシュ撮影したり大きな音を出すなど馬を驚かせてはいけません。

 

競馬予想では馬の状態の見極めが重要で、パドックはもっとも重要な情報源です。

 

パドックを見るポイント

 

馬の状態は、馬体の仕上がり精神面の2つのポイントがあります。
馬体重や毛艶だけ見ればいいと思われがちですが、馬は非常にデリケートな生き物でメンタルが安定していないとレースで力を出しません。

 

どれだけ馬体が仕上がっていても、精神面に問題があると力を出せませんが、馬体の状態も悪いのに馬は適度に落ち着き精神面は完璧という状態は滅多にありません。
競走馬は自分の馬体を理解していますし、競馬場やパドックに来るとこれからレースがあることを察します。
体の状態がよくて今日は走れそうだという状態を馬自身が実感すると自然に精神面もよくなるものです。

 

つまり、パドックでは馬の落ち着き方や歩き方、気合の入り方など精神面の安定感の方が馬体の状態よりも重要です。

もちろん、馬体の状態を見抜くことも大切で、前走からの状態の変化を判断できると予想精度が向上します。

 

調子の良い馬の特徴

 

  • 周回コースの外側を馬の意思であるこうとしている
  • 先導する厩務員のペース通りに歩く
  • 首を上げて観客席をゆったり見回す余裕がある
  • 歩調が同じペースで安定している

 

馬体の状態は前走との比較をすると分かりやすい

 

テレビ中継のパドック解説では、馬体の艶がいいとか、汗をかきすぎている、筋肉の状態やハリがいい。などと馬を褒めていますが初心者が見るとサッパリ違いが分からないものです。
そもそも馬も人間と同じで体格や体質があり、ベストな状態はそれぞれの馬によって違います。

 

たとえば人間でも、肌がツヤツヤしている人もいれば乾燥肌でザラザラの人もいます。
また、筋肉質で運動しなくても大きな筋肉が付いている人もいれば、見た目はヒョロそうなのに速く走れる人など初対面の人が見た目で今日はいつもより調子が良いのか悪いのかを見抜くのは困難です。

 

馬も同じでほかの馬と比べて筋肉や毛艶、発汗量がよく見えても、あまりアテにならないものです。

 

初心者がパドックの見方を覚えるには、前走のパドックの状態を基準に考えるといいです。
JRA-VANのレーシングビューアなど、有料ですが過去のパドック動画を見れるコンテンツも用意されています。
明確な数値で発表される馬体重や増減も参考にしつつ、発汗量くらいであれば前走よりも多いか少ないくらいは初心者でも見分けがつくものです。
もちろん発汗量はレース当日の気温や湿度も考慮しましょう。

 

パドックから予想する一例を紹介すると馬体重が増えたのに、見た目は太くなった印象がなければ期待できます。
ほかにもレースローテーションから想定される疲労の蓄積状態に対して、パドックでは馬体重も減っていないし元気そうにしているなど、外的要因も含めた上で馬の状態を見抜くことが大切です。